鍼灸師のまつじゅんです。
「お灸を据える」というと
悪いことをした人に対するお仕置き
というイメージがありますよね。
「疳の虫」持ちの子どもに対して
「お灸を据える」というあたりから
この辺のイメージが作られてるかな、と思うのですが。
※疳の虫
乳児の異常行動(特に夜泣き、癇癪、ひきつけ)を指す俗称。
そもそも、この灸療法が日本で盛んに行われていた頃
「疳の虫」は子供が癇癪を起して暴れる
……のではなく、「疳の虫」という虫が悪さをして
子どもの機嫌を悪くさせている
つまり「虫による」病気と考えられていたわけです。
その病気の治療法として、お灸を据えていたわけですね。
決して、お灸を据えられてツラかったから
子どもが癇癪をおこさなくなる、という体罰的な発想では
なかったわけです。
実は、徳川幕府の開祖・神君 家康公も
二代将軍秀忠の夫人に
「長男(家光)を差し置いて次男を可愛がっているようだけど
虫気の病(疳の虫)を放っておかず、ちゃんとお灸で治療させなさい。
この病を放っておくと、後々次男としての立場を弁えずに大変なことになるぞ」(超意訳)
として、手紙を送っているんだとか。
※この話は2019年の社会鍼灸学研究会で取り扱われた
『神君御文』の一部分を引用・超意訳したものです。
色々と細かい部分が違ぇ! というツッコミはご勘弁を(^^;
江戸の昔から、「疳の虫」という、西洋医学では名前のつかない病に
東洋医学が何か答えを出そうとしてきた流れが、垣間見える話かと思います。
……と、話が逸れました。
お灸ダイスキな私としては、もちろん背中へのお灸治療をオススメしたいのですが
お灸以外にも、子供のストレス緩和にオススメな治療法があります。
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