鍼灸師のまつじゅんです。
前回のブログで
”「足三里」にお灸して免疫アップ!”
と書いておきながら
「足三里ってドコ?」
「ていうか足三里ってそもそも何?」
というごもっともなツッコミを多数(含む自分)
いただきましたので
今回は「足三里って、何?」という解説を(^^;
「足三里」とは、ツボの名前です。
正しくは経穴と呼びますが、コチラでは
「ツボ」としておきます。
このツボは、鍼灸師が治療の際に使う
カラダの反応点のことです。
「肩が凝ってるナ」という時に
人に押してもらうと「ア~、ソコソコ!」と
言いたくなるようなポイントがありますよね。
そういった身体の表面に現れる
気持ち良かったり、飛び上がるほど痛かったりする
反応が現れている点のことだと思ってください。
こういった人形(鍼灸院に置いてあるやつ)に
書かれている、こういう点がソレです。
このツボは、日本ローカルのもの……ではなく
WHO(世界保健機構)でも規定されていまして
その数361!
WHOの規定に含まれていないものや
名前がついていないものもありますので
実際のツボの数はどれくらになるのか検討もつきません。
前回、紹介したのは
そんな全身に存在する反応点の1つ
「足三里」なワケです。(前置き長っ)
健脚効果や、消化活動促進は前回紹介した通りですが
南アフリカでは、この「足三里」にお灸をすることで
結核治療を行っているのです!
その活動については下記のリンクからご確認いただけます。
興味のある方は、ぜひご一読くださいませ。
https://www.moxafrica-japan.com/
さて、肝心の「足三里」の場所ですが
(足ph:齋藤樹)
この膝のお皿下のくぼみから、指4本分の
位置にあるのが足三里です。
前脛骨筋という、足の関節を背屈(つま先を持ち上げる)動作に
関わる筋肉の上に存在しています。
その位置関係から言っても
脚が疲れてつま先が上がらなくなる
といった前脛骨筋の疲労に効きそうですよね。
走る前や走った後の足の疲労回復に。
胃腸の働きが鈍く、もたれやすい人に。
そして、鍼灸は自律神経のバランスを整える働きがあるので
グッスリ眠りたい時にもオススメです。
youtube.com/watch?v=yYZUSKRkj2E
というワケで、2回にわたって
ご紹介してきました、足三里のお灸。
興味がわいた方は、一度お試しください!
他にも健康に役立つ豆知識や
鍼灸施術に関するアレやコレやを
薬局YouTubeチャンネルで紹介しています。
ぜひ一度、ご視聴くださいませ!
漢方コミュニケーションズのチャンネルはこちらから♫
https://www.youtube.com/channel/UC3dWlQqyzrFCjWLaWkHqtzQ/videos